SUGAR
2003年10月26日今日も扉の向こうで泣き声がする
目を閉じて耳をすますと
闇の中にあなたの姿が見えてくる
まるで傷ついた赤ん坊のように
冷たいベットの上で怯えている
あなたが泣けば泣くほど
その涙は毒になり
俺の心臓に鋭い針を突き刺す
悲しい眼で見つめるから
傷口は腐蝕していく
永遠に続く愛情に絡まって
俺は真実を理想の中に葬った
壊れることのない愛を築くために
砂糖のように甘く惹かれる恋を
心の支えにして生きている
でもあなたは俺を乾いた中へと送った
傷を隠すために逃げるの
深く切った手首から溢れる血を包んで
闇の深くにまで堕ちていく
天使のような肌をしたあなたは
冷たい目で見つめるから
縫合した傷口が開いていく
永遠に続く愛情に絡まって
俺は真実を理想の中に葬った
壊れることのない愛を築くために
枯れていくあなたを見つめる
甘い砂糖も苦しみに変わって
闇の深くにまで堕ちていく
闇の深くに・・・
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